告白 1&2‐synchronize love‐





久しぶりに訪れた、遅くまで営業している小さなラーメン屋さん。

黒地の暖簾をくぐると、濃いニンニクのいい香りに包まれる。


「おやっさん。俺チャーシュー麺ね」


あたしを奥に促しながら、ミッキーさんがカウンターの向こうにいる店長さんに言った。

頭にタオルを巻いて、相変わらずのしかめっ面な店長さんは、他の少ない客のラーメンを作りながらうなずいた。

一瞬目が合ったから頭を下げる。

相手はひとつ頷いただけだった。


「美緒ちゃんがおやっさんに気に入られてるのって、本当だったんだねー」

「え?」

「いまのおやっさんの顔。すごい緩んでたじゃない」


…緩んでた?

どこがどう緩んでたんだろうか。


「じゃ、俺はこっちでラーメン食べてるから」


ごゆっくり。

彼はあたしを、店のいちばん奥にあるドアの前に立たせてニコリと微笑んだ。