告白 1&2‐synchronize love‐


運転しつつミッキーさんが、ハンドルを指先でリズムよく叩きながら言う。


「リバースキッズっていう、イギリスのバンドの曲だよ。昔練習でやって、それを録音したヤツなんだ」

「練習曲…。歌ってるのは、」

「もちろん、恭一だよ」


本当に…?

その問いは飲み込んで、あたしは胸元のネックレスに触れた。

乱れそうになる鼓動を、落ち着かせるために。


「恭一は、監禁されていたんじゃないんですか?」

「ああ、それがね。よくわかんないんだけど、ハルカがもういいって言い出して。キミがアイツに何か言ったんじゃないの?」


あたしは何も言ってない。

ただ、選択をしただけだ。


「最後に会うなり話すなり、好きにすればいいって言ったのはハルカなんだ」

「ハルカさんが?」


あたしに選択を迫った時の彼は、悪魔に思えた。

でもそんなことも、ないのかも。



最後に。



その言葉を頭で繰り返しながら、あたしは恭一のもとへ向かった。