告白 1&2‐synchronize love‐


この整いすぎた顔を近くで見るのは心臓に悪い。

ってゆーかこの人、ああいうコトがあったのに、何で普通に話しかけてくるワケ?

あたしが慌てて距離を取ると、彼は苦笑しながらチケットを拾い上げた。


「あー、この映画な。俺も観たいと思ってたんだけど、部活あって行けなかったんだよなァ」

「…あの。よかったら差し上げます。あたしも人からもらったものなんですけど」


一緒に行く人が見つからなくてチケットがムダになるより、その方がいいだろう。

先輩なら、急でもデートしてくれる人は見つかるだろうし。

そう思って言っただけだったのに、


「酒井さん、こういう時はさ、ぜひ一緒に観に行きませんか? って言わなきゃ」

「はっ? そんなつもりで言ったんじゃ…」

「でもどーしよっかなー。俺これから部活に顔出さないとなんないんだよなー」


超イケメンは勝手に悩みだした。

この強引さとマイペースさ、誰かに似ている気がする。