告白 1&2‐synchronize love‐



困った。

教室掃除を終えて、あたしは唸りながら廊下を一人歩く。

急な話で、映画に一緒に行ってくれる人が見つからない。

ユリは彼氏とデートだと言って、誰より早く帰ってしまった。

他の友だちにも、部活だ予備校だと断られてしまったし。


「あ。ヒカルは…」


ダメだ。

今日はヒカル、バイトが入っていたはず。

恋愛ものを一人で観に行くのも寂しいし。

せっかくのチケットをムダにしたくないし、中学の頃の友だちにも連絡をとってみようかな。

そう考えながら階段を下り、生徒玄関へと足を向ける。

チケットに上映時間が書いてないか確認していたら、


「お。映画観に行くの?」


肩越しに声をかけられ、あたしは驚いてチケットを落としてしまう。

振り返るとすぐそばに、学校一のイケメンの顔があって更に驚いた。


「なっ、何するんですか!」

「え? 何もしてないじゃん」

「顔が近いんですよっ」