告白 1&2‐synchronize love‐



まさかヤクザの車に乗る日がこようとは。

走り出したベンツの中、あたしはあまりの居心地の悪さに飛び降りたくなった。

運転しているのは、いかにもな千堂さん。

軽く挨拶をしたきり彼は貝のように口を閉じている。

そして隣りに座るのはヤクザの息子。

過度な美形で見かけによらず好戦的。

高級車の革張りシートは悪くない座り心地なのに、居心地が悪すぎる。


「なんでミッキーと連絡取り合ってるのさ」


ハルカさんが脚を組みながら、あたしを睨む。


「…ネックレスを探してて、たまたま会った時にちょっと」

「ウチのメンバーに関わるなって言ったはずだけど」

「ネックレスが戻ってくれば、もう電話をかけたりしません」


きっぱりと答えると、ハルカさんは細い眉を片方上げた。


「なるほどね」


そしてコートのポケットに入れたままだった、両手をあたしに差し出して見せた。