告白 1&2‐synchronize love‐


驚きすぎて声が出てこなかった。

一体いつから後ろにいたんだろうか。

絶対歌っているのを聴かれた。

最悪だと思いながらイヤホンを外す。


「……いまの、ウチの歌?」


じっとあたしを見下ろしながら、ハルカさんが言った。


「…すみませんね、下手クソなのに歌って」

「好きなの?」

「は? ああ……はい。パパノエルの曲の中で、いちばん好きです」

「ふぅん…」


首に巻いたマフラーを少し緩めて、彼はあたしから視線をそらした。

その彼の横にゆっくりと、闇から出てきた黒光りするベンツが停まった。

ハルカさんはドアを開けて、あたしに顎で「入れ」と示す。


……このベンツに乗れって?


あたしも恭一と同じように、拉致監禁しようとでもいうんだろうか。

警戒して動けずにいたら、ブルーグレイの瞳に思い切り睨まれる。


「送るから早く乗ってくれる?」


イライラ全開の声に逆らったら、殺されるかもと思った。