告白 1&2‐synchronize love‐

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「あ。忘れてた」


帰りのSHRが終わり、教室掃除が始まる。

当番だったあたしが回転ボウキで床掃除をしていると、帰る準備をしていた三上くんが近づいてきた。


「酒井さん。今日ヒマ?」

「え? 今日?」


バイトはないから、特に用事もないけど、三上くんに予定を訊かれるなんて初めてのことで、ただびっくりだ。


「ヒマだったら、映画に行く気ないかな」


優等生は鞄から、映画のチケットを取り出した。

ちょっと前に話題になった、ハリウッドのラブコメ女王が主演したラブストーリー映画のものだ。

反射的に受け取ってしまったけれど、チケットは二枚ある。

もしかして、三上くんと一緒にってコト?


「映画、嫌い?」


あんまりびっくりして呆けていたら、三上くんに顔をのぞき込まれた。


「えっ。う、ううん。好きだけど…」

「そう、良かった。その映画、今日までなんだ。」


チケットを差す三上くんの指先を見る。