告白 1&2‐synchronize love‐


そんな人の『嫌いじゃない』は、『かなり好き』に聞こえる。

三上くんの耳にもきっと、そんな風に届いたんじゃないかな。


「なんで突然そんなことを言い出したのか、その時はわからなくてただ驚いたんだけど…。いま思えば、兄さんは知っていたんじゃないかって」


こうなることを。

死を予感していた。

もしくは、覚悟していた。

だから三上くんにはじめて、兄としてのメッセージを残し。

だから弟は兄を失う予感に押し潰されかけている。


「俺は、兄さんが好きだったんだ…ずっと」

「……うん」

「つまらないって文句を言いながら、何かを探すみたいに毎日どこかへ出かけていく兄さんは、俺から見れば『生きている』って思えて、眩しかった」

「うん」

「正反対だから、俺は嫌われていると思ってたんだよ…」


それも仕方ない。

それでも好きだったんだ。




そう呟く声は涙に濡れていた。