告白 1&2‐synchronize love‐


気づいたら三上くんの背中に手を回して、なでていた。

泣く子どもをあやすように。


「事故に合う前の晩に、兄さんが電話をかけてきたんだ。…はじめてだった」

「はじめて…?」

「兄さんが俺の携帯電話にかけてきたのが」


それはかなりドライな兄弟だ。

でもあのお兄さんならわかる気がする。

弟とベタベタするタイプとは思えない。


「たいした用じゃなかったんだ。けど…それで最後に、変なことを言うんだ」


抱きしめてくる腕の力に息苦しくなったけど、耐える。

三上くんの苦しみが、少しでも移してもらえるなら。


「お前のことは、嫌いじゃなかった」

「え…?」

「そう言ったんだ。…兄さんが」


兄の言うセリフとしてはおかしなものだけど。

あのお兄さんの言葉だからこそ、意味は大きい。

一度しか会っていないけど、なんだかひねくれた感じの人に思えた。

素直じゃなさそうな、

言葉がヘタそうな。