そしてお兄さんは三上くんが思った通りに、いつも蘇った。
不死身の三上だなんて、仲間内からは言われていたらしい。
でも、だったらどうして?
どうして三上くんはこんなに…
「ひゃっ」
突然脚にくすぐったさを感じて、思わず声をあげてしまった。
下を見たら、グランパがあたしの制服のスカートに、飛びつこうとジャンプをしているところだった。
「こら。だめだよグランパ」
それを見た三上くんは、ようやく立ち上がってあたしを見た。
悲しそうに揺れる、黒い瞳。
「おいで、クインも」
右手でクインを抱き上げ、彼は部屋のドアを開ける。
「グランパ、ハウス」
そう指示をすると、利口な犬は、行儀よくトタトタと出ていった。
クインも外に出して、三上くんはドアを閉めてため息をつく。
「あたしは気にしないのに」
「うん。でも、構ってやれる余裕がいまはないから」
「クインたちは、三上くんが心配なんだよ…」


