『あのね、ネックレスなんだけど。ハルカがそれっぽいの持ってたんだ』
「…はい」
『美緒ちゃんに確認してもらおうと思ったんだけど、ハルカが自分が持ってくってきかなくて。もしかして、もう会った?』
「会いました」
『早いなぁアイツ。で、どうだった? キミのだった?』
その問いには答えようか迷ったけれど、嘘をついても仕方ない。
それにミッキーさんは一応、ネックレスを探すのに協力してくれたんだ。
「あたしのでした。…ありがとうございました」
『そっかー。良かったね』
「はい…」
まだ返してもらえてはいないけど。
そのことは言わない方がいい、というか言えないな。
ハルカさんも話してないみたいだし。
「あの、ミッキーさん。教えてほしいことがあるんですけど」
『うん? 俺の予定が空いてるのはいつかって?』
そんなことは訊いてない。
恭一もふざけた男だけど、この人も相当だ。


