告白 1&2‐synchronize love‐


なんとなく気になって、尋ねてみた。


「あの…あなたは、お兄さんの恋人、なんですよね」


恋人と言った途端、ギロリと睨まれる。

眉をひそめたその顔は、迫力があってこわい。


「違う。あたしはあのバカのオンナなんかじゃねえ」

「そ、そうですか」

「ただの腐れ縁だ」


吐き捨てるように言った彼女。

あたしは思った。

恋人だから特別、ということではないんだ。

特別にも、色々あるんだきっと。


「変なコト、聞いてもいいですか」

「なに」

「…大切なものって、いくつありますか」


彼女は大きな目をパチパチさせた。

急になに変なことを訊いてくるんだと、ちょっとびっくりしているような顔。


「大切なものが2つあって、どちらか選ばなきゃならなくなったら……どうしますか」


他人に答えを求めたってしょうがないのに、

あたしはそう、彼女に問いかけていた。