告白 1&2‐synchronize love‐






病院へ行くと、ベンチに三上くんの姿はなくて。

お兄さんの病室の前には、あの髪の短い女の人がひとりだけだった。


「優なら親に電話しに行ってるよ」


彼女はガラスの向こうをじっと見つめながら言った。

顔立ちは綺麗なのに妙に男らしい口調で、ちょっとびっくりする。


「そうですか…」


あたしはいつも三上くんが座っている場所に腰かけた。

そこから隣りのベンチの彼女を、こっそり観察する。

大学生だろうか。

あたしがここに来る時にはいつもいるから、働いてはいなそうだ。

お兄さんの恋人…じゃ、ないのかな。

他にここに女の人が来てるのは、見たことがない。

お兄さんはモテるようなこと、三上くんが前に話してたけど。

来るのはコワそうな見た目の、決まった男の人たちばかりだ。

その人たちとこの女の人は、仲が良いみたいだけど。