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―――――
アルバイト中に、期限切れのお弁当やカウンターフーズの廃棄をしていて、いつも思う。
なんて贅沢な国にいるんだろうと。
「美緒、おなかすいてるのー?」
廃棄した肉まんを見つめてため息をついたら、横にいたヒカルにそう訊かれた。
「ちがうよ。なんかちょっと、むなしくなって…」
「ふぅん? …でさあ、話しの続きなんだけど。美緒はこれからどうするの?」
ヒカルには、すべて話した。
パパノエルのこと、三上くんのこと、それから…恭一としたことも。
ヒカルはバイト中だけど、何も言わず最後まで真剣に聞いてくれた。
それがありがたかった。
「まずは…恭一に、会わなきゃ」
「だよね。でも連絡つかないんでしょう?」
そう。
あたしは昨日の夜から何度も、アイツに電話をかけていた。
でも一向につながらなく、メールも返事がない。
携帯電話以外の連絡手段がないのが致命的だ。
あたしはアイツの家も、アイツの友だちの連絡先も知らないから。
兄妹なのに、おかしな話だ。
でも…
本当にあたしたちは、兄と妹なんだろうか。
「あー…そうだ! そのバンドのことを調べればいいんじゃない?」
「パパノエルのこと?」
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アルバイト中に、期限切れのお弁当やカウンターフーズの廃棄をしていて、いつも思う。
なんて贅沢な国にいるんだろうと。
「美緒、おなかすいてるのー?」
廃棄した肉まんを見つめてため息をついたら、横にいたヒカルにそう訊かれた。
「ちがうよ。なんかちょっと、むなしくなって…」
「ふぅん? …でさあ、話しの続きなんだけど。美緒はこれからどうするの?」
ヒカルには、すべて話した。
パパノエルのこと、三上くんのこと、それから…恭一としたことも。
ヒカルはバイト中だけど、何も言わず最後まで真剣に聞いてくれた。
それがありがたかった。
「まずは…恭一に、会わなきゃ」
「だよね。でも連絡つかないんでしょう?」
そう。
あたしは昨日の夜から何度も、アイツに電話をかけていた。
でも一向につながらなく、メールも返事がない。
携帯電話以外の連絡手段がないのが致命的だ。
あたしはアイツの家も、アイツの友だちの連絡先も知らないから。
兄妹なのに、おかしな話だ。
でも…
本当にあたしたちは、兄と妹なんだろうか。
「あー…そうだ! そのバンドのことを調べればいいんじゃない?」
「パパノエルのこと?」


