告白 1&2‐synchronize love‐


恭一の顔が歪んだ瞬間、小さな悲鳴がファンから上がる。

アイツの手は空を切り、だらりと下にたれ下がった。


「恭一…っ?」


前のめりに倒れかけた体を支えたのは、

いや、恭一のお腹に拳をめり込ませたまま、アイツの体を引き受けたのは、ハルカさんだった。

膝からくずれた恭一を、肩を組むようにして引きずり、ベンツの後部ドアを開いて中に放り込んだ。


「待って! ハルカさんっ」


思わずそう叫んだけれど、彼はあたしの声にはピクリとも反応しない。


「行け、千堂。コイツ、外に出さないで」


ハルカさんは乱暴にドアを閉め、走り去るベンツを怒りに満ちた目で見送る。

あたしは呆然とベンツの後ろ姿を見た後、自分の右手に目を落とした。

届かなかった右手。

もう少しで、アイツに届きそうだったのに。

悔しくて、さみしくて。

あたしは手をぎゅっと握り、涙が上がってくるのをこらえたら、




「…やっぱり来てたんだ」




中性的な冷めた響きの声がした。