告白 1&2‐synchronize love‐


誕生日の夜に、彼氏をこんなことに付き合わせて。

ここまでして、あたしはアイツに会いたいのか。

アイツの話を聞きたいのか。

でもなんだが、アイツの話を聞いちゃいけない気がするのは、なぜだろう。

よくないことが、待っている気がするんだ。

なんだか緊張が高まってきて、落ち着こうと深呼吸した時、ふとこっちに近づいてくる車が目に入った。

その車は人だかりから少し離れたところ。

ちょうど金属製のドアの前あたりで止まった。

銀に光るエンブレムに、フルスモークの窓。

この車って…いつか見た、あのベンツ?

恭一をよく追いかけていた黒塗りベンツじゃないだろうか。

ということは、中に乗っているのは…。

スモークのかかった窓の向こうが見たくて目をこらすと、不意に運転席のドアが開いた。

出てきたのはやっぱり、神社で会ったあの人。

千堂とかいう、ヤクザなお兄さんだった。

ダークカラーのスーツを着た、目つきの鋭い男の人は、派手な見た目をした若者だらけのこの場所で、ひどく浮いて見える。