告白 1&2‐synchronize love‐


先輩二人は顔を見合わせ、小さく頷いた。

短いアイコンタクト。

あたしなんかが気を回す必要もないくらい、二人は距離を縮めているらしい。


「んじゃあ、俺らは帰るわ」

「安心したし。パパノのデビューがまた伸びそうなのは残念だけど、あんな微妙形でデビューするよりはよっぽどいいよね」

「まだ言ってら。なら誰がヴォーカルならいいんだか」

「コータ先輩だってナカは微妙って言ってたじゃないですかー」

「もういいから、行くぞ北見。じゃあな、み…酒井さん。また明日学校で」


コータ先輩はやれやれと肩をすくめ、あたしに軽く手を振り、背中を向けた。

ユウナ先輩は唇をとがらせながら、その背を追う。


「美緒。アンタの事情はよくわかんないけど、ムリしちゃダメだよ! 美緒の彼氏、美緒をちゃんと見といてね!」


また明日!

大きく手を振りながら、ユウナ先輩も去っていった。

彼女は弱っていた時のあたしを知っているから、心配してくれているんだろう。

明日の始業式では、笑顔であいさつしなきゃ。