告白 1&2‐synchronize love‐


「み……酒井さん。あの人待つのか?」


いまさらだけど、三上くんの存在を意識したんだろう。

コータ先輩はあたしの名前を言い直し、訊いてきた。

ゾロゾロと、出待ち目的のファンが増えてくる。

パパノエルに会うために。

ハルカさんやミッキーさん、それから…

恭一に会うために、この人たちは冬空の下で健気に待つのか。


「三上くん…」


横に立つ彼を見上げると、優しい微笑みが返ってきた。


「かまわないよ。待とう」

「ごめん…」


あたしはどれほどわがままな女なんだろう。

どんどん自分が嫌になってくる。

それでもどうしても、このまま帰る気にはなれなかった。