告白 1&2‐synchronize love‐





ライブハウスの外には、中に入れなかったらしい人たちがまだいた。

少しでも、パパノエルのライブの音を耳にしたいんだろう。

三上くんは彼らの間を縫うようにして、あたしを安全な場所へと連れて行く。


「ケガはない?」


ライブハウス横の細道に入ると、三上くんはあたしの手を放して振り返った。

ケガはない。

バッグも無事だ。


「大丈夫。………中、すごいことになってるかな」

「どうだろう。スタッフとか、止めに入るんじゃない?」

「…警察とか、きたら……」


恭一があのヴォーカルを殴った瞬間を思い出すと、体がふるえた。

本気で殴っていた。

だって相手、ステージの端まで飛んだもん。

バンドの仲間内でのケンカだったとしても、あれだけの人が見てたんだから、警察が来てもおかしくないんじゃ…。


「もし警察が来たとしても、事件になるようなことはないと思うよ」


なぐさめてくれているのか。

いつもの落ち着いた声で言って、三上くんが頭をなでてくれる。

少し安心した時、背中に声がかかった。