降りてくる人とぶつかりながら、それでもステージ上の様子を見ようとしていたあたしの腕を、誰かがつかんだ。
振り返ると、三上くんが冷静な表情であたしを見ていた。
あたしはハッとした。
だって、ここに来た時点で恭一のことで頭がいっぱいになって、彼の存在を忘れてしまっていたから。
「三上く…」
「出よう。ここは危ない」
「でも、」
「外で待てばいいよ」
そう言われて、あたしはうつむきながら頷いた。
他の男のことで頭がいっぱいになるあたしを、こうやって彼は責めずに、気づかってくれる。
どうしようもなく、涙が溢れてきた。
ユウナ先輩たちは波に飲まれてしまったようで、姿は見えず。
ボルテージの上がりきった会場を、あたしたち二人だけが後にした。
一度だけステージを振り返った時、
ミッキーさんに羽交いじめにされるアイツの姿が目に入った。
振り返ると、三上くんが冷静な表情であたしを見ていた。
あたしはハッとした。
だって、ここに来た時点で恭一のことで頭がいっぱいになって、彼の存在を忘れてしまっていたから。
「三上く…」
「出よう。ここは危ない」
「でも、」
「外で待てばいいよ」
そう言われて、あたしはうつむきながら頷いた。
他の男のことで頭がいっぱいになるあたしを、こうやって彼は責めずに、気づかってくれる。
どうしようもなく、涙が溢れてきた。
ユウナ先輩たちは波に飲まれてしまったようで、姿は見えず。
ボルテージの上がりきった会場を、あたしたち二人だけが後にした。
一度だけステージを振り返った時、
ミッキーさんに羽交いじめにされるアイツの姿が目に入った。


