告白 1&2‐synchronize love‐


わっと観客がわく。


『だよなー。じゃ、いっちゃいますか! “チキチータ”!』


筋肉質なヴォーカルの言葉に、ユウナ先輩は勢いよく振り返った。


「それだけはやめてほしかったのに!」

「まあまあ…落ち着けよ北見」


肩をふるわせるユウナ先輩を、コータ先輩が苦笑しながらあやす。

あたしも知っている。

CHIQUITITA(チキチータ)。

ユウナ先輩からもらったMDの、最後に入っていたパパノエルの曲だ。

歌詞はほんのり切なくて、曲調はアップテンポで軽やか。

たぶんパパノエルの人気曲なんだろう。

あたしもユウナ先輩と同じ気持ちになる。

あのガラガラ声で、この曲は歌ってほしくない。

そう思った時、





『ちょっと待て!』





スピーカーから、アイツの声が大きく響いた。

思わずステージに目を向けると、背を向けていたギタリストが、ヴォーカルの肩をつかんでいた。

その金髪は間違いなく、