告白 1&2‐synchronize love‐


三上くんは何かを言いかけて、口を閉じた。

あたしはそこでようやく、顔を上げた。


「…なに?」

「いや…」


三上くんは少し困ったような顔で、首を振った。


「チケット。持ってきてるんでしょう?」


あたしは答えなかったのに。

三上くんは確信しているようで、迷いなく「行こう」と言った。

そしてあたしの、小刻みに震える手を強く握って、また歩き出した。

あたしは抵抗もできず、ただ手を引かれるまま、彼について行った。

固い地面の上を歩いている心地はまるでなく。

だんだんと、全身の感覚が麻痺していっているような気がした。

自分の誕生日を、これほど長く感じた日は他にない。

進む先に見えてきた、四階建てのビルの前。

若者が人だかりを作っている中に、あたしたちは踏み込んだ。