告白 1&2‐synchronize love‐


なんで…

なんで三上くんが、ライブのことを、知ってるの?

混乱しすぎて何も言えずにいると、三上くんは辺りのらくがきだらけの建物を見回しながら、また口を開いた。


「お兄さんに会ったんだ」

「………恭一、に?」

「イヴの夜、酒井さんを家まで送った後、すぐね」


ドクン…!

あたしの心臓が、痛いくらいに跳ねた。

あの夜の出来事が、鮮明に蘇る。

恭一は、あのキスをする直前に、三上くんと会っていた?

待って。

ちょっと待って。

三上くんはどうしていままで、そのことを黙っていたの?

あたしが迷っていたことも全部、お見通しだったの?

なぜいまあたしを、恭一のところに連れて行こうとしているの…?

あたしはこわくて。

こわくてこわくて、しょうがなくて。

三上くんの手に逆らい、立ち止まった。