告白 1&2‐synchronize love‐


広い館内を一つ一つ、すべての作品を見ながら歩くのは、思っていたよりもかなり大変だった。

手を繋ぐ優等生はけろっとしている。

細身なのに意外と体力があるのかもしれない。

そういえば、体育の時も目立たないけど、あまり汗をかいているところとか見たことがないな。


「三上くんて、体鍛えたりしてるの?」


美術館内にあるレストランに移動して、あたしは訊いてみた。


「特に鍛えてはいないけど。どうして?」

「なんか…三上くんが疲れてるとことか、へばってるとことか、見たことないから」

「やっぱり酒井さん、疲れてたね」


緑の庭が見渡せるガラス張りのレストラン。

そのガラスのそばの席に案内されながら、三上くんは笑った。

あたしはわずかに唇を尖らせる。

歩き疲れていることは、顔にも出さないで隠していたはずなのに。



すぐに見抜いて、休憩がてらレストランに入ろうと言ってくれたのは三上くん。

本当に、彼の第三の目にはかなわない。