告白 1&2‐synchronize love‐


「きっと賞とれると思うな」

「まさか。俺はただの素人だよ」

「ううん。あたし、三上くんの絵、素敵だと思う」


そうは言っても、あたしも素人だから説得力ないか。

でも三上くんは、嬉しそうに笑ってくれた。

綺麗な笑顔。

もっと笑ってほしいと思う。

だからあたしは、三上くんの左手をそっと握った。

人の心というものが、手のひらにあればいいのに。

そうしたら、こうして簡単に、繋がり合うことができるのに。

そんな気持ちが、顔に出ていたのかもしれない。

三上くんは口元でだけ微笑みながらあたしの手を引いた。

そして、彼の方によろけたあたしの頭に、キスを一つ落とした。


「…行こう」


人がたくさんいるのに。

やっぱり優等生は時々大胆だ。

顔を赤くするあたしを、彼はいつもの涼しい表情で、館内へと促した。