告白 1&2‐synchronize love‐


「そんなことはないと思ってたんですけど。似てるって気づいたのも最近だし」

「あはは。じゃあ二人が似てるのも頷けるよね」

「あの、三上くんには言わないでくださいね?」

「どうして?」

「だって、普通嫌なものじゃないですか?」

「そうかなァ。うん、でもわかった。秘密ね」


馨さんは赤い唇に人差し指を当ててウィンクした。

素敵なお姉さんという感じ。

三上くん、この人のことを好きになったりはしなかったのかな。

ああでも、支配人と付き合っているんだっけ。

あたしが不躾に馨さんを見ていると、彼女はなぜかほっと息をついた。