告白 1&2‐synchronize love‐



完全に獲物を捉えた獣の目だ。


「悪いようにはしねえって。大丈夫大丈夫」

「何が大丈夫…」

「俺ってこう見えて、結構優しい男だから」


まるで説得力がないし、安心もできない。

あたしは怒りを通り越してあきれてしまった。

こんなに見た目も中身も似ていない兄弟、初めて見た。

下には三上くんがいるんだし、この部屋から逃げられれば大丈夫だ。

そう考えて、お兄さんが動いた所で手を振り払った。

間を置かず飛び上がるように立ち、ドアへと走った。

…はずだったけれど。

伸びてきた長い腕に捕まり、反動であたしはベッドの上に投げ出された。


「ちょ…」

「逃げることねーだろ。優しくするっつってんのに」


お兄さんが笑いながら、あたしの上に覆い被さってくる。

また血のにじんでいた指先を舐め、獣はあたしの顎を捕らえた。


「アイツには貸しみたいなモンがあんだよ」


唸るようなその声に、あたしの全身に鳥肌が立った。