告白 1&2‐synchronize love‐



重い足取りで階段を上がっていくと、途中で下りてきたクインとすれ違った。

相変わらずあたしには見向きもしないし、止まりもしない。

クインかグランパが部屋にいてくれたら、ちょっとは気が楽になりそうなのに。

気弱なことを考えながら、言われた通り、上がってすぐ右手の部屋の扉を開けた。


「失礼しまーす…」


部屋に入ると、三上くんの香りに包まれた。

爽やかな、植物のような香り。

正面の窓辺に、観葉植物の小さな鉢がいくつか並んでいる。

続いて目に入るのは、壁一面を天井の高さまで隠す本棚。

ぎっしり本が詰まっていて、ああ三上くんの部屋なんだなと感じる。


そして紺色のカバーがかかったベッドを見て、鼓動が乱れた。

意識しちゃいけない。

部屋の真ん中に小さなテーブルが用意されていたので、あたしはそこの前に座り、コートを脱いで三上くんを待った。

きっとあたしが考え過ぎてるんだ。

今日は本当に勉強するだけで、他には何もないかもしれない。

そう思うことに努めた。