告白 1&2‐synchronize love‐



「スカートにしときなさい。粗相のないようにね。ケーキでも買ってきなさいよ」

「ちが……」

「さっさとしないと遅刻するぞ~」


ニヤニヤ笑ったまま、お母さんは部屋を出ていった。

娘思いなんだか、楽しんでいるだけなんだか。

理解がある親だと、思っておきたい。


「……よし」


あたしは残されたスカートを広げ、意を決した。

スカートって、こういう場合どうだろうと悩んだわけだけど、服なんてそんなに重要じゃない。

大事なのは、あたしの気持ちだ。

着替えて、持っていく課題を確認して、コートとマフラーを掴んで部屋を出ようとして気付く。

ネックレスを、していない。

アクセサリーラックにあったネックレスを手に取る。

姿見の前に立ち、首にかけた。

ピンクゴールドの輝きが眩しすぎて、痛い。

これをつけて行って、あたしは大丈夫なんだろうか。

そんな風に思ってしまったけれど、つけていかないなんて考えられない。

これを彼からもらった時、毎日身につけようと決めたんだから。


「大丈夫」


鏡に映る自分に言い聞かせるように呟いて、あたしは部屋を出た。