告白 1&2‐synchronize love‐



あたしもヒカルのようにちょっと抜けていたら、こんな風に悩むこともなかっただろうか。

その時はその時だ。

なんて、そんな度胸のある考え方ができただろうか。


『美緒の自由なんだと思うよ』

「…え?」

『こんな言い方は変かもしれないけどさ…』


どれだけ迷うのも、悩むのも。

結果どんな答えを出すのかも、自由だと思う。

ヒカルはそう言った。

だって気持ちというものは、本人にさえコントロール出来ないものだからと。


「ありがと…ヒカル」

『えへへ。でも三上くんとそうなったら、ちゃんと教えてね!』


最後にヒカルはそんな風に明るく言って、あたしを笑わせてくれた。

電話を切り、起き上がる。

少し頭がスッキリとしていた。


温かいココアでも飲みたいなと思った時、部屋の扉が叩かれて、お父さんが入ってきた。

その左手には湯気の立つあたしのカップが。


「髪乾かさないと、風邪をひくぞ」


差し出されたカップには、飲みたいと思っていたココアが入っていた。