告白 1&2‐synchronize love‐



この人は、本当に何を考えているのか読めない。

本当に勉強に誘ってくれているのか、それともまったく別のお誘いなのか。

気付けばあたしは立ち止まっていた。

散歩を中断させられたグランパが、つぶらな瞳で見上げてくる。


「…じゃあ、お願いします」


北風に揺れる彼の黒髪を見ながら、結局あたしはそう答えた。

どっちのお誘いだったとしても、あたしが断る理由はないという答えに行き着いたから。

またゆっくり、歩き始める。


「…三上くん、少し髪短くなったね」

「うん。向こうで切ってきたんだ。よくわかったね。グランパもトリミングしたんだよ」


呼ばれたと思ったのか、グランパが歩きながらこちらを向いた。


「酒井さんは髪、長くなったね」

「うん。伸ばしてるの」

「長いのも、似合ってるよ」


さらりとそういうことを言うのが得意な三上くん。

優等生は褒め上手だ。

学校であたし以外にもこうだったら。

そして彼がコンタクトを使っていたら。


きっとコータ先輩にも匹敵する、モテ男になるだろうなと思った。