告白 1&2‐synchronize love‐


益々わからなくなった。

恭一はあたしに、一体何を伝えようとしているの?


「来るよね?」

「…は?」

「ライブ。来るでしょ?」


面倒そうに、ハルカさんが訊いてくる。

あたしは答えずに、チケットを彼に返した。

すぐに眇められた目に睨まれる。


「何か用事でもあるっての? まだ冬休みじゃん。一日くらい、いくらでも空けられるだろ」

「用事はないです」

「…じゃあ何。俺に土下座でもしろっての?」


殺すぞ、という意志が、ブルーグレーの瞳からビシバシと伝わってくる。

女装している時よりも、ハルカさんは凶悪な表情になっていた。


「ち、違いますよ。もうもらってるから、いらないんです」

「は? もらってる?」

「はい、二枚。…恭一から」


ぼそりと恭一の名前を呟くと、ハルカさんの表情が変わった。


「会ったの?」

「はい…」

「……ふーん」


ハルカさんはものすごく、面白くなさそうな顔をして、携帯灰皿に煙草の吸い殻をねじ込んだ。