告白 1&2‐synchronize love‐


「…で?」


白い息と煙りを同時に空へ向かって吐き出し、ハルカさんはあたしに続きを促した。


「わからなく、なりました。だって…恭一はヴォーカルだって言ってたから。アイツは…ヴォーカルなんですよね?」


ハルカさんは晴れた空を見上げたまま、しばらく動かなかった。

やがて近くの木から鳥が飛び立った時、彼はこっちを見て口を開いた。


「恭一はウチのヴォーカルだったよ」

「…だった?」

「やめたんだよね」

「な、何で!?」

「新しいヴォーカルはナカって奴になった」

「そんな…」


ちょっと待って。

それじゃあ、次のライブにあたしが行っても意味がないんじゃないの?

恭一がいないなら、行く理由がない。


「何でやめたんですか」

「別にやめたくてやめたワケじゃないよ」

「でも、それじゃ…」


恭一はどうしてあたしにチケットをくれたんだろうか。

歌いはしないけれど、そこで待っていてくれているというのだろうか。