告白 1&2‐synchronize love‐


はっきりと答え、彼はコートのポケットに手を突っ込んだ。

なんだか少しイラついているように見えるのは、あたしの気のせいだろうか?

いや、それよりもあたしが気になっているのは…


「新しいメンバーって、誰ですか?」

「…聞いてどうすんの」


冷たい目を向けられて、あたしは続けようか迷った。

でも、いま前に立っているのは恭一のバンド仲間。

気持ちは、抑えきれない。


「あたし…あなたたちのバンドは、ギターのメンバーを探してるんだと思ってました。バンドの名前も、パパノエルだって知らなかったし」


手の中のチケットを見下ろし、イヴの夜を思い出してしまう。


「でも、学校の先輩にパパノエルのファンの人がいて。その人は、パパノのヴォーカルが変わったって言ってたんです」


ハルカさんは煙草を取り出して火をつけた。

神社で喫煙してもいいかどうかなんて、自分には関係ないと思っているような迷いのなさで。