告白 1&2‐synchronize love‐


微妙な大吉を引いてしまったと思いながら、その下にある分に目をやる。

仕事だとか健康だとかの欄を飛ばして、今のあたしが一番に見てしまったのはやっぱり、恋愛運。




『待ち人来ず。心の迷いがそのまま関係に現れる』




あたしは固まった。

何だこれ。

この内容で大吉なんて、よく堂々と言ってくれる。

しかも何だか、身に覚えがあることが書いてあるから、余計に気に入らない。


ってゆーか、待ち人って誰?


一番に思い浮かんだヘラ顔は、なかったことにしておみくじを細く折る。

ヒカルが来たら、もう一度引こう。

そう決めて、おみくじがたくさん枝に結ばれている木の下に行く。

すでに大量のおみくじで枝が埋まっていた。

重たそうにしなる枝の中、結ぶスペースがある枝を見つけて手を伸ばす。

ギリギリ届く高さだったから、帯の締め付けを感じながらもそのままおみくじを結ぼうとした。

けれど後ろから伸びてきた手に、不吉な大吉はするりと奪われた。

驚いて振り返ると、そこにはライトグレーの細身なスーツを着た、銀髪の美形が立っていた。



「は…ハルカさん」



タイトなシルエットのコートを羽織っている彼は、女装をしている時とは雰囲気がまるで違った。