携帯電話を見ると、ヒカルとの待ち合わせ時間までまだあったから、あたしはおみくじでも引こうと、場所を移動した。
売り場の列に並びながら、働く巫女さんに同情を寄せる。
元旦から、あんな寒そうな格好で大変だろうな。
順番が回ってきて、あたしとそう年の変わらなさそうな巫女さんに、角柱の箱を渡される。
それを振って、中から木の棒を一本引き抜いた。
「三十七番ですね」
棒を渡すと、代わりにくじを手渡された。
結果は、
「大吉だ」
これは良い一年になるんじゃないかと、ドキドキしながら運勢を読む。
『万事好調に進み、何事も順調に発展していきます。多少の障害物も、問題にはなりません。逆境の中に立たされても、困難に打ち勝つだけの力は備わっています』
思わず眉を寄せた。
何だか内容だけ見ると、大吉って気が全然しないじゃん。


