告白 1&2‐synchronize love‐


泣けてきそうになった時、不意に両手をヒカルの両手に掴まれた。


「だからね美緒、そういうことなの!」

「…は?」

「好きになろうと努力しても、好きになれるもんじゃないの。あたしようやくわかってきたよ。結城さんのことは、努力しなくても好きになってたんだもん」


そんなことはわかっている。

ヒカルこそ気付くのが遅い。

しかしヒカルはとても真剣な目で、真っ直ぐにあたしを見つめてくるから、何も言えなかった。


「それと一緒なんだよ。好きじゃなくなろうって努力しても、やっぱりムリなんだよ」

「あ…」

「兄妹だからって割り切ろうとしても、そう簡単にはいかないんだよ」


人の気持ちって厄介だよね。

そう言ったヒカルの声には、疲れが少しにじんでいたようだった。


「だから美緒。自分を責めちゃダメだよ。答えはゆっくり見つかるはずだからさ」

「ヒカル…」

「なーんて。ちょっとエラそうだったかな?」


丸い頬を赤く染めるヒカルは、少し変わった。

以前より大人になったのかもしれない。

恋が彼女を成長させたなら、あたしはどうなんだろうかと、ヒカルの笑顔を見ながら思った。






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