告白 1&2‐synchronize love‐


あたしは腹立たしさを感じながらも、少し安堵した。

そんな男とヒカルが付き合うことにならずにすんで、良かった。


「あたしね、いままで付き合った人はみんな、好きになれそうって思って付き合ってたの。優しそうとか、面白そうとか、理由は色々あったんだけど」

「うん」

「でも今回は、好きになれそうになかったからさ。相手がどうって問題じゃなくて、あたしの気持ち的に…」

「…結城さんのことがあったから?」


少し前に、ヒカルはバイトの先輩だった人に告白されて断った。

それからずっと元気がなくて心配していたんだけど。


「…あたしね、自分がなんですぐにフラれるのかよくわかってなくって。だから結城さんと付き合ってもまた、わからないままフラれちゃうのかなって思ったら、嫌だったの。こわかった」

「好きだったからでしょ」

「…うん」


控え目なヒカルの返事を聞きながら、あたしは辞めていった結城さんの、頼りなげな笑顔を思い出す。

両想いだったのにフラれるなんて、とことんついてない。