告白 1&2‐synchronize love‐


あたしは恭一を、本当に心から、兄だと思えているだろうか。

あの恋心を、完全に断ち切れたことなどあっただろうか。

イヴのキスを思い出しては、甘い疼きと目眩を感じているあたしは…


「自分が全然わかんない」


ため息をついてテーブルに突っ伏した。

以前コータ先輩と噂になって、学校で受けた嫌がらせを思い出す。

二股だ三股だと、覚えのないことを言われ、あの時はふざけるなと怒りを感じたけれど。

いまのあたしがまさしく、股をかけている状態なんじゃないだろうか。


ヒカルにそう言うと、頭を優しく撫でられた。


「何で美緒が股かけてるってことになるのー? 美緒の彼氏は三上くん一人じゃん。深田さんとは付き合ってるとかじゃないじゃん」

「そうだけど…」

「ならやっぱり、二股とは言わないよ~」


のんびりと喋りながらヒカルが笑う。

あたしはその笑顔に落ち込みそうになった。

ヒカルにも、イヴに恭一とキスしたことは話せない。


「あたしの方がもっとひどいよ~。男の人に、すぐヤれる女って思われてるみたいでさ」

「は? ヒカルが?」

「うん。彼氏がコロコロ変わるし、告白されても断らないからだろーね」