告白 1&2‐synchronize love‐


「この日って、美緒の誕生日だよね?」

「……うん」

「じゃあ…三上くんと一緒に行くの?」


その問いには、さすがにすぐには答えられず、ヒカルとの間に沈黙が流れる。

そう、あたしは誕生日に彼氏とは別の男のもとへ行こうとしているんだ。

自分でもおかしいと思う。

やってはいけないことだとも思う。

でもたぶん、三上くんにこのことを話しても、彼はあっさりと許してくれる気がする。

あの涼しい顔で「俺も行っていいの?」くらいは言いそうだ。

彼はいままで出会ったどの男の人より、心が広く、誰より優しい。

あたしの願いなら、何だって無条件で叶えようとしてくれるだろう。

だからこそ、言えない。

恭一のライブに行きたいなんて。


「あたしは、三上くんが好き」


ぽつりと呟くと、ヒカルに笑われた。


「知ってるって~」

「…でも、恭一のことも好きだった。それを妹としての好きに変えようとしたけど…」


結局自分の気持ちがどうなったのか、あたしはよくわからない。