告白 1&2‐synchronize love‐


あたしは後ろ手に、自分の鞄をギュッと握った。

恭一のことで頭をいっぱいにしてどうする。

あたしの頭は、三上くんでいっぱいになってなきゃならないのに。

自分が嫌になる。



「みーおー? バケツはどこ置いてきたのよ?」


ユリが三上くんの後ろから、あきれたように雑巾を揺らして言った。

そういえば、とハッとする。

水飲み場に置いてきたままだ。

おまけに先輩たちにも何も言わずにここに来てしまった。


「ご、ごめん。取ってくる」


そしてあたしは逃げるように教室を飛び出し、水飲み場へと向かった。

そこにはまだ先輩たちが待ってくれていて、笑われてしまった。

二人は不思議そうにしていたけれど、あたしはそれ以上彼らに何か訊くことも、話すこともできず、

空笑いをしながらバケツを教室に持ち帰った。





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