告白 1&2‐synchronize love‐


ほどけた糸が、再び複雑に絡まり始めた。


恭一のバンドが、パパノエル?

そのキョンキョンていうヴォーカルが、恭一?

あの少しかすれた歌声は恭一の声?

どうしてサンタクロースなんて言ったの?

エイジって誰?

ヴォーカルが変わったって誰に?

じゃあ恭一はいま、何をやってるの?


頭がたくさんの疑問で溢れ始めた時、不意に後ろから声が。



「酒井さん?」



三上くんの声。

反射的に、あたしはチケットを鞄の中に押し込んでいた。

振り返ると、ブレザーを脱いでシャツの袖を捲り上げている優等生が立っていた。


「酒井さん? どうかした?」

「三上くん。…どこ掃除だったの?」

「靴箱。さすがにちょっと寒かった」


寒さには強い三上くんが、赤くなった両手を見せて笑う。

そしてすぐに後ろにかかっているコートから、黒い手袋を取り出した。

あたしが昨日プレゼントした、あの手袋。

してきてくれたんだ。