会いたかった。
そんな短い一言に、あたしの心は大きく揺さぶられた。
「き…今日、ライブだったんでしょ?」
「え。何で知ってるの?」
「ハルカさんとミッキーさんが店に来たの。ライブに来ないかって誘われて。聞いてない?」
「全然。そっかァ、それでアイツら…」
「断っちゃったんだけどさ」
「うん。今日は、イヴだもんねぇ」
「…それだけじゃなくて。アンタから誘われなきゃ、意味ないと思ったから」
あたしが正直な気持ちを口にすると、恭一は垂れ目を丸くした。
なんとなく気恥ずかしくて、目を逸らす。
何を言ってるんだろ、あたし。
ずっと待っていたんだと、
アンタからの連絡を待っていたんだと、
言っているようなものだ。
でも仕方ないよ。
それが真実なんだから。
あたしはアンタをずっと、待っていたんだよ。
ねえ、わかってる?
恭一……


