告白 1&2‐synchronize love‐


夢だろうか。

一瞬そう思った。

サンタがくれた、イヴの夜、一時だけの幻なんじゃないかって。

だって、白い息の向こうにある恭一の顔が、いまにも消えてしまいそうに見えたから。

恭一は、いつものヘラヘラ笑いとは違う、少し悲しげな微笑みを浮かべていた。

待ちわびた人が、すぐ目の前に立っている。

それなのに、言葉が出てこない。

何て声をかければいいのか。


元気だった?

待ちくたびれたよ?

何でサヨナラなんて言ったの?

何でここに来たの?


どれも声にはならなかった。

困り果てていると、恭一の方から口を開いた。


「…約束、したもんね」

「え…?」

「美緒ちゃんに呼ばれたら、いつだって、どこにだって飛んでいくって」


それは出会ってまだ間もない頃、恭一が言ったセリフだった。

サヨナラなんて言ったくせに。

まだあの約束は有効だったのか。


「メール、嬉しかったよ。俺も今日、美緒ちゃんに会いたかったから」