告白 1&2‐synchronize love‐


あたしは手袋を外して三上くんに返した。

青い犬のワンポイントを見て、何気なく呟く。


「またグランパとクインに会いたいな」


三上くんは眼鏡の奥で、瞳を何度か瞬かせた。


「来る?」

「え?」

「これから家に」


これからって…この時間から?

意外すぎる誘いに、ただ驚いて答えられないでいると、彼は意味あり気に笑った。


「今夜は俺とグランパたち以外、誰もいないけどね」


それって…

二人きりってこと?

そういう意味?

あたしは一人で顔を熱くさせ、うつむいた。

そりゃ今日はイヴで、恋人たちの特別な日だし。

そういう展開の方がむしろ一般的なわけだけれど。

優等生って言ったって、彼だって普通の男の子なんだし。

そういうコトもしたりするわけで。

だからあたしと三上くんがそういうコトになるのも、当たり前と言えばそうなわけで。


ちょっと早い気もするけれど…


足元を見ながらぐるぐると考えていると、不意に柔らかな感触が頭の上に優しく乗った。