告白 1&2‐synchronize love‐


まったくウチの優等生は、控えめなんだか大胆なんだか、本当にわからない。


「……ありがとう」


お礼の言葉を今度こそ最後まで言うと、三上くんは眼鏡の奥で、微笑んだ。

今日の自分の判断が、正しかったんだと思わせてくれるような笑顔だった。


「はい、片方ずつ」


三上くんは左の手袋を外し、あたしの手にはめた。

そして、

彼の左手と、

あたしの右手が、

互いに温もりを求めるように重なった。


「…三上くんて、どうしていままで手袋してなかったの?」


寒くないからかなと思っていたけれど、良い機会だから訊いてみる。

三上くんは噴水を見つめながら、口を開いた。


「…きっと、酒井さんと同じ理由だよ」


その答えにはびっくりしたけれど、すぐにあたしは笑った。

美野里亭の人が言っていた通り、あたしたちは少し、似ているのかもしれない。

あたしが三上くんに感じる安心感の正体。

ようやくそれが、わかった気がした。