告白 1&2‐synchronize love‐


あたしの頭の中に、電源を切った携帯電話の存在が戻ってくる。

でもダメだと、自分にブレーキをかけた。

三上くんと一緒にいる時間は、アイツのことを考えちゃいけないんだ。

あたしはそっと、手が震えてしまわないよう気をつけて、チケットごと彼の手を押し返した。


「…ありがとう」


チケットに触れたくなりながら、手を離す。


「でもやっぱり、行かないって決めたから」

「そう」

「…ごめんね」

「いいんだよ。キミが決めることだから」


気にしないでと言いながら、三上くんはチケットを胸元に戻す。

本当に不思議な人だ。

無理には押し付けず、ただ色々な道をあたしの為に用意してくれるなんて。

でもそこに、三上くんの本意はあるんだろうか。

そんなことをあたしが考えていると、彼は再び手を差し出してきた。

そこには、まるでマジックのように、白い長方形のケースが。


「こっちが本当のプレゼント」


ケースが彼の手によって開かれ…。

そこには柔らかく光るネックレスが、静かに横たわっていた。