告白 1&2‐synchronize love‐





いつもより、時間がゆっくりと流れるらしい店の名前は『美野里亭』。

大正時代の古い家屋を見上げ、またきっと来ようと決めて、あたしは三上くんと門を出た。

体はポカポカしていて、冷えた風は心地良くすら感じる。

どちらからともなく手を繋ぎ、あたしは暗い空を、三上くんは真っ直ぐ前を見て歩く。

バラバラな方向を見ていても、しっかりと手を繋いでいれば、寂しくないことを知った。


広場に着くと、さっきより人は減ってはいるものの、まだ混んでいた。

カップルが九割の人混みをかき分けて、あたしたちはなんとか噴水が見える位置に移動する。

広場の中央付近は噴水から少し遠いけれど、人が少なくて、赤レンガの足場は他より高くなっていて、辺りがよく見渡せる。


「寒くない?」

「うん。平気…わあっ」


白かったライトが、冬のイルミネーションらしく、神秘的な青へと色を変えた。


「青って、綺麗だよね」

「うん。俺が一番好きな色、青なんだ」

「ふふ。わかってるよ」


あれだけ『青いバラ』について熱く語られたんだから。