「何だかお二人が、とてもよく似てらっしゃるなと思いまして」
あたしは三上くんと顔を見合わせた。
似てる?
似合っているじゃなく?
「お顔立ちもそうですが、落ち着いた雰囲気が何となく」
「そう、ですか?」
「私がそう感じたというだけですので。気になさらないで下さい」
男の人はにこやかにそう言って、下がっていった。
別のテーブルをサーブしにいく背中を見ながら、あたしは首を傾げる。
似てるかな…?
三上くんと似ているなんて、初めて言われた。
でも、眼鏡を外した彼の顔立ちは、どこかで見たことがあるような気がする。
前から時々、そう感じていた。
いつも誰に似ているのかは、はっきりしないんだけれど。
「酒井さん? スープ、冷めるよ」
「あ、うん…」


