告白 1&2‐synchronize love‐


彼は静かに本を閉じて、頷いてくれた。


「そうだね」

「うん…。そうだよ」


あたしの肯定は、自分に言い聞かせるためのものだったけど、それはやっぱり嘘じゃない。

あたしは間違ってなんかない。


「お待たせいたしました」


先ほどの私服のスタッフの人が、サラダにスープを運んできた。

常に穏やかな笑みを浮かべる男の人は、あたしたちが見ていた本を三上くんから受け取り「私もこの絵が好きなんです」と言った。


「あなたが人にこれを見せるなんて、珍しいですね」

「彼女が偶然見つけたんですよ」

「そうでしたか」


男の人はあたしと三上くんの顔を交互に見て、なぜか一人で頷いた。

その後口元を手で隠しながら小さく笑う。

嫌な笑い方じゃないけど、気になった。


「あの…?」

「ああ、申しわけありません」


コホンと咳払いをして笑みを止める。


「こういう言い方は失礼かもしれませんが…」